管子 / 幼官
春行冬政肅,行秋政雷,行夏政閹。十二地氣發,戒春事。十二小夘,出耕。十二天氣下,賜與。十二義氣至,修門閭。十二清明,發禁。十二始夘,合男女。十二中夘,十二下夘,三夘同事。八舉時節,君服青色,味酸味,聽角聲,治燥氣,用八數,飲於青后之井,以羽獸之火㸑。藏不忍,行敺養,坦氣修通。凡物開静,形生理。合内空周外,強國為圏,弱國為屬。動而無不從,静而無不同。舉發以禮,時禮必得。和好不基,貴賤無司,事變日至。此居於圖東方方外。
新字:春行冬政粛,行秋政雷,行夏政閹。十二地気発,戒春事。十二小夘,出耕。十二天気下,賜与。十二義気至,修門閭。十二清明,発禁。十二始夘,合男女。十二中夘,十二下夘,三夘同事。八舉時節,君服青色,味酸味,聴角声,治燥気,用八数,飲於青后之井,以羽獣之火㸑。蔵不忍,行敺養,坦気修通。凡物開静,形生理。合内空周外,強国為圏,弱国為属。動而無不従,静而無不同。舉発以礼,時礼必得。和好不基,貴賤無司,事変日至。此居於図東方方外。
書き下し
春に冬の政を行えば肅く、秋の政を行えば雷あり、夏の政を行えば閹る。十二日にして地氣發し、春事を戒む。十二日にして小卯、出でて耕す。十二日にして天氣下り、賜與す。十二日にして義氣至り、門閭を修む。十二日にして清明、禁を發く。十二日にして始卯、男女を合わす。十二日にして中卯、十二日にして下卯、三卯事を同じくす。八舉の時節、君は青色を服し、酸味を味わい、角聲を聽き、燥氣を治め、八數を用い、青后の井に飲み、羽獸の火を以て㸑ぐ。不忍を藏し、敺養を行い、坦氣修まり通ず。凡そ物開き静かにして、形生じ理まる。内を合わせ外を空周し、強國は圏と為し、弱國は屬と為す。動きて從わざる無く、静かにして同ぜざる無し。舉發するに禮を以てせば、時禮必ず得たり。和好基づかず、貴賤司る無ければ、事變日々に至る。此れ圖の東方方外に居る。
現代語訳
春に冬の政を行えば引き締まりすぎ、秋の政を行えば雷が起こり、夏の政を行えば閉じふさがる。十二日たつと地の気が発し、春の仕事を告げる。十二日で小卯、出て耕す。十二日で天の気が下り、施し与える。十二日で義の気が至り、門と垣を直す。十二日で清明、禁を解く。十二日で始卯、男女を娶わせる。十二日で中卯、十二日で下卯、三つの卯は同じ仕事をする。八つの挙がる時節には、君は青の衣を着け、酸い味を味わい、角の音を聴き、乾いた気を整え、八の数を用い、青の后の井戸の水を飲み、羽ある獣を焼く火で煮炊きする。忍びない心を蔵し、駆り養うことを行い、平らかな気が整って通る。物は開いて静まり、形が生じて整う。内をまとめ外をめぐって空け、強い国は囲いとし、弱い国は属とする。動いて従わないものがなく、静かにして同じないものがない。挙げるにも発するにも礼を用いれば、時にかなった礼が必ず得られる。和と好みが根づかず、貴賤を司る者がなければ、変事が日ごとに起こる。これは図の東方、外側に置かれる。
解説
この章句が説くこと
関連する章句
-
『呻吟語』内篇・應務・事の賊なり事に先んじては體怠り神昏く、事手に到れば手忙しく腳亂れ、事過ぐれば心安く意散ず。此れ事の賊なり。兵家は尤も此に利あらず。
-
言志四録・南洲手抄朝にして食はずば、昼にして饑う。少うして学ばずば、壮にして惑ふ。饑うるは猶忍ぶ可し、惑ふは奈何ともす可からず。
-
『呻吟語』内篇・應務・要は其の急ぐ所に當たるに在り朝三暮四は、術を用ふる者誠に詐なり。人情の極致、朝三暮四を以て便と為す者有り、朝四暮三を以て便と為す者有り。要は其の急ぐ所に當たるに在り。猿は愚に非ず、其の中に必ず當たる所有るなり。
-
『呻吟語』内篇・應務・事後の悔は難し事前の忍は易く、正事の忍は難し。正事の悔は易く、事後の悔は難し。
-
『呻吟語』外篇・世運・頓は終に力を著け、漸は始めに力を著く天下の勢は頓は為す可きも、漸は為す可からず。頓の來たるや驟驟にして多く根無し。漸の來たるや深深にして則ち撼かし難し。頓は力を著くること終に在り、漸は力を著くること始めに在り。
-
『長短経』釣情衛人、新婦を迎う。婦車に上り、問う「驂馬は、誰が馬ぞや」と。御曰く「之を借る」と。新婦、僕に謂いて曰く「驂を拊て、服を苦しむること無かれ」と。車門に至る。抜きて教う「竈を滅せ、将に火を失わんとす」と。室に入り、臼を見て、曰く「牖下に徙せ、往来する者を妨ぐ」と。主人大いに之を笑う。此の三言は、皆要言なり。然り而して笑いを為さるるを免れざる者は、早晩の時失えばなり。此れ説くの難きなり。説く者其の難きを知る。故に語るに必ず釣る有りて、以て人情を取る。何を以て之を明らかにせん。

人生を、一行の式にしてみた。
志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。
本の中身を見る