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管子 / 七法

若夫曲制時舉,不失天時,毋壙地利。其數多少,其要必出於計數。故凡攻伐之為道也,計必先定于内,然後兵出乎境;計未定于内,而兵出乎境,是則戰之自勝,攻之自毁也。是故張軍而不能戰。圍邑而不能攻。得地而不能實,三者見一焉。則可破毁也。故不明于敵人之政,不能加也,不明于敵人之情,不可約也。不明于敵人之將,不先軍也。不明于敵人之士,不先陣也。是故以衆撃寡,以治撃亂,以富擊貧,以能撃不能,以教卒練士撃敺衆白徒。故十戰十勝,百戰百勝。

新字:若夫曲制時舉,不失天時,毋壙地利。其数多少,其要必出於計数。故凡攻伐之為道也,計必先定于内,然後兵出乎境;計未定于内,而兵出乎境,是則戦之自勝,攻之自毁也。是故張軍而不能戦。囲邑而不能攻。得地而不能実,三者見一焉。則可破毁也。故不明于敵人之政,不能加也,不明于敵人之情,不可約也。不明于敵人之将,不先軍也。不明于敵人之士,不先陣也。是故以衆撃寡,以治撃乱,以富擊貧,以能撃不能,以教卒練士撃敺衆白徒。故十戦十勝,百戦百勝。

書き下し

若し夫れ曲制時に舉がり、天の時を失わず、地の利を壙しくする毋し。其の數の多少、其の要は必ず計數より出づ。故に凡そ攻伐の道たるや、計必ず先ず内に定まりて、然る後に兵境を出づ。計未だ内に定まらずして、兵境を出づれば、是れ則ち戰いて自ら勝ち、攻めて自ら毀るるなり。是の故に軍を張りて戰う能わず、邑を圍みて攻むる能わず、地を得て實たす能わず。三つの者一つを見れば、則ち破毀す可きなり。故に敵人の政に明らかならざれば、加うる能わざるなり。敵人の情に明らかならざれば、約す可からざるなり。敵人の將に明らかならざれば、軍に先んぜざるなり。敵人の士に明らかならざれば、陣に先んぜざるなり。是の故に衆を以て寡を撃ち、治を以て亂を撃ち、富を以て貧を撃ち、能を以て不能を撃ち、教卒練士を以て敺衆白徒を撃つ。故に十たび戰いて十たび勝ち、百たび戰いて百たび勝つ。

現代語訳

細かな制を時に応じて挙げ、天の時を失わず、地の利を空しくしない。その数の多い少ないも、要は必ず計数から出る。だから攻伐の道というものは、はかりごとが必ず先に内で定まって、そのうえで兵が国境を出る。はかりごとが内で定まらないまま兵が国境を出れば、戦いを成り行きに任せ、攻めて自分から崩れることになる。だから軍を張っても戦えず、邑を囲んでも攻められず、土地を得ても満たせない。この三つのうち一つでも見えれば、こちらから破ることができる。だから敵の政に明るくなければ手を加えられず、敵の実情に明るくなければ約束できず、敵の将に明るくなければ軍を先に出さず、敵の士に明るくなければ陣を先に張らない。だから多数で少数を撃ち、治まったもので乱れたものを撃ち、富で貧を撃ち、有能で無能を撃ち、教え練った兵で寄せ集めの人夫を撃つ。だから十たび戦って十たび勝ち、百たび戦って百たび勝つ。

解説

はかりごとは国境を出る前に終わっている、という段です。定まらないまま出れば、戦いは成り行き任せになり、攻めは自分から崩れる。相手の弱りも三つの形で挙げました。軍を張れない、囲んでも攻められない、取っても満たせない。一つ見えたら破れる、と。そして四つの「明るくなければ」が続きます。政・実情・将・士。どれか一つでも見えていないなら、まだ動く時ではありません。

この章句が説くこと

計必ず先ず内に定まりて然る後に兵境を出づ計未だ内に定まらずして兵境を出づれば攻めて自ら毀るるなり敵人の政に明らかならざれば加うる能わず衆を以て寡を撃ち治を以て乱を撃つ事前情報

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