韓非子 / 亡徵第十五
用時日,事鬼神,信卜筮,而好祭祀者,可亡也。聽以爵不待參驗,用一人爲門户者,可亡也。
新字:用時日,事鬼神,信卜筮,而好祭祀者,可亡也。聴以爵不待参験,用一人為門户者,可亡也。
書き下し
時日を用い、鬼神に事え、ト筮を信じて、祭祀を好む者は、亡ぶ可きなり。
現代語訳
(日取りの)吉凶を気にし、神やオカルトに頼り、占いを信じ、儀式(無意味な慣習)を好む者は、滅亡するだろう。
解説
日取りの良し悪しばかり気にし、神仏やもののけに頼り、占いを信じ込み、形ばかりの儀式を好む者は、滅びる恐れがある、と韓非は言います。物事を決めるときに、実際の中身を確かめもせず、肩書きだけで人を信じたり、たった一人の窓口を通した話だけを鵜呑みにしたりする者も同じく危ういとされます。目の前の事実を確かめず、縁起や占い、根拠のはっきりしない言い伝えに頼って物事を決める人の上に立つ人は、危ういということです。会社であれば、実際の数字や現場の声を確かめずに、社長の勘や縁起担ぎだけで大きな決断をする経営、家庭であれば、肩書きや評判だけで人を信じ切ってしまう付き合い方がこれに当たります。目に見える事実をきちんと確かめてから判断する地道さこそ、変わりゆく世の中を渡っていく支えになります。
この章句が説くこと
データドリブン非合理的な意思決定ジンクス客観性EBPM
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