韓非子 / 八姦第九
爲人臣者内事之以金玉,使惑其主,此之謂「同牀」。二曰在旁。何謂在旁?曰:優笑侏儒,左右近習,此人主未命而唯唯,未使而諾諾,先意承旨,觀貌察色以先主心者也。
新字:為人臣者内事之以金玉,使惑其主,此之謂「同牀」。二曰在旁。何謂在旁?曰:優笑侏儒,左右近習,此人主未命而唯唯,未使而諾諾,先意承旨,観貌察色以先主心者也。
書き下し
優笑侏儒、左右近習、此れ人主の未だ命ぜずして唯唯、未だ使わずして諾諾、意に先だち旨を承け、貌をて色を察し、以て主の心に先だつ者なり。
現代語訳
側近の芸人や道化、あるいは身近に仕える者たちは、君主が命じる前から唯々(はいはい)と従い、使役される前から諾諾(かしこまりました)と請け負い、君主の意向を先回りして顔色を伺い、君主の心に先んじようとする者たちである。
解説
側に仕える芸人や道化、身近な世話係たちは、主人がまだ何も命じていないうちから「はい、はい」とうなずき、まだ用事を言いつけられてもいないのに「かしこまりました」と請け合い、主人の心の内を先回りして顔色をうかがい、機嫌を取ろうとする者たちだと韓非子は述べます。このように何でも「はい」としか言わない人たちばかりで周りを固めてしまうと、上に立つ者には都合の良い話しか届かなくなり、裸の王様のような有様になってしまいます。会社の上司でも、家庭でも、いつも自分に調子を合わせてくる人ばかりを重んじていると、本当に大切な、耳の痛い話が届かなくなります。人の上に立つ者は、機嫌を取る言葉と、本当に役立つ言葉を見分ける目を持たなければなりません。
この章句が説くこと
イエスマン忖度心理的安全性裸の王様情報遮断
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