韓非子 / 難言第三
言而近世,辭不悖逆,則見以爲貪生而諛上;
新字:言而近世,辞不悖逆,則見以為貪生而諛上;
書き下し
言いて世に近く、辭悖逆せざれば
現代語訳
発言内容が世間一般に近く、言葉遣いも道理に背いていなければ、
解説
「話す内容が世間並みで、言葉遣いも道理に外れていないと、かえって『長生きしたいだけで、上の者に媚びへつらっているだけだ』と見られてしまう」という戒めです。世間の常識に沿った、角の立たない発言は一見無難で受け入れられやすいものですが、それが行き過ぎると、自分の考えを持たず、ただ上の人の顔色をうかがっているだけだと受け取られてしまいます。これは職場で上司に接する場面だけでなく、近所付き合いで角が立たないようにとばかり話を合わせる場合や、親戚付き合いで本音を隠して調子を合わせる場合にも起こりがちです。時には道理に外れない範囲で、自分の考えをはっきり述べる勇気も、信頼を保つためには必要なのです。
この章句が説くこと
イエスマン迎合主体性忖度心理的安全性
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