韓非子 / 說林上二十二
然使十人樹之而一人拔之,則毋生楊。至以十人之衆,樹易生之物而不勝一人者,何也?樹之難而去之易也。
新字:然使十人樹之而一人抜之,則毋生楊。至以十人之衆,樹易生之物而不勝一人者,何也?樹之難而去之易也。
書き下し
然れども十人をして之を樹えて、一人をして之を抜かしめば、則ち生楊母からん。...之を樹うるは難くして、之を去るは易ければなり。
現代語訳
しかし、十人が(柳を)植えても、たった一人がそれを引き抜いて回れば、育つ柳は一本もなくなってしまうだろう。...(なぜなら)植えること(=信頼を築くこと)は難しく、引き抜くこと(=信頼を破壊すること)は容易だからだ。
解説
組織における「信頼構築」と「ネガティブ・キャンペーン」の関係です。リーダー(陳軫)が多くの支持者(十人)から信頼を得ていても、一人でも強力な反対者(一人)が陰口や妨害(之を抜かしめば)を続ければ、その地位は簡単に危うくなります。信頼や評価を「築く」コストは、「破壊する」コストより遥かに大きいことを示しています。
この章句が説くこと
信頼構築ネガティブ・キャンペーン社内政治レピュテーション・リスク関係性
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