古典を学びたいすべての人に 法人向けワークシート法人向けワークシート

人物志 / 釋爭

蓋善以不伐為大,賢以自矜為損。

書き下し

蓋し善は伐らざるを以て大と為し、賢は自ら矜るを以て損と為す。

現代語訳

思うに、善は誇らないことによって大きくなり、賢さは自らおごることによって損なわれる。

解説

最終篇「釈争」の冒頭の一文で、篇全体の主題を示している。善い行いは誇らないことで大きくなり、賢さは自分を誇ることで損なわれる。劉劭は、人の争いの多くが、自分の功や能力を誇り、人より上に立とうとするところから生まれると見た。第九篇「八観」で、人の情の機微はすべて「人の上に立ちたい」ことに帰すると述べたのを受け、ここではその欲求とどう向き合うかを説く。『老子』の「自ら伐る者は功無く、自ら矜る者は長からず」や、『論語』の謙譲の教えが背景にある。成果を上げた人ほど、それを語りたくなる。しかし周りは、語られた功績より、語らずにいる姿に信頼を寄せるものである。
『人生の方程式』の表紙

人生を、一行の式にしてみた。

志×積×時×憤÷(1+執)+命。古典から導いた式『人生の方程式』と、二十四の悩みに古典が答える『人生の教科書』(PDF)、師導の全機能1か月がセットで700円です。

本の中身を見る

この章句が説くこと

謙虚さ釈争不伐自慢の損失自己評価謙虚

関連する章句

本2冊(人生の方程式・人生の教科書)+師導1か月=700円本を見る