人物志 / 九徵
則九徵皆至,則純粹之德也。九徵有違,則偏雜之材也。
新字:則九徴皆至,則純粋之徳也。九徴有違,則偏雑之材也。
書き下し
則ち九徵皆至れば、則ち純粹の德なり。九徵に違ふ有れば、則ち偏雜の材なり。
現代語訳
九つの徴候がすべて満たされていれば、それは純粋な徳を備えた人物である。九つの徴候のいずれかが欠けていれば、それは偏りのある人材である。
解説
九つの徴候がすべて満たされていれば純粋な徳、どれかが欠ければ偏った才というのが人物志の判定基準である。一見すると完璧さだけを求める厳しい基準のようにも見えるが、実際には世の多くの人が後者の偏材に当てはまる。大切なのは、自分がどこに偏っているかを正しく把握し、その偏りを恥じるのではなく、活かせる場所を探すことである。九つの物差しは、優劣を測るためというより、自分を知るための手がかりに近い。

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本の中身を見るこの章句が説くこと
九徴純粋の徳偏材
関連する章句
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人物志・九徵三度同じからず、其の徳は称を異にす。故に偏至の材は、材を以て自ら名づけ、兼材の人は、徳を以て目と為し、兼徳の人は、更に美号を為す。
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