淮南子 / 說山訓
貍頭愈鼠,雞頭已瘻,虻散積血,斲木愈齲,此類之推者也。膏之殺鱉,鵲矢中蝟,爛灰生蠅,漆見蟹而不乾,此類之不推者也。推與不推,若非而是,若是而非,孰能通其微!天下無粹白狐,而有粹白之裘,掇之眾白也。善學者,若齊王之食雞,必食其蹠數十而後足。刀便剃毛,至伐大木,非斧不剋,物固有以剋適成不逮者。
新字:貍頭愈鼠,鶏頭已瘻,虻散積血,斲木愈齲,此類之推者也。膏之殺鱉,鵲矢中蝟,爛灰生蠅,漆見蟹而不乾,此類之不推者也。推与不推,若非而是,若是而非,孰能通其微!天下無粋白狐,而有粋白之裘,掇之衆白也。善学者,若斉王之食鶏,必食其蹠数十而後足。刀便剃毛,至伐大木,非斧不剋,物固有以剋適成不逮者。
書き下し
貍の頭は鼠を愈し、雞頭は瘻を已め、虻は積血を散じ、斲木は齲を愈す。此れ類の推す者なり。膏の鱉を殺し、鵲の矢の蝟に中たり、爛灰の蠅を生じ、漆の蟹を見て乾かざるは、此れ類の推さざる者なり。推すと推さざると、非なるが若くして是、是なるが若くして非。孰か能く其の微に通ぜんや。天下に粹白の狐無くして、粹白の裘有るは、之を眾白に掇えばなり。善く學ぶ者は、齊王の雞を食らうが若し。必ず其の蹠 數十を食らいて而る後に足る。刀は毛を剃るに便なるも、大木を伐るに至りては、斧に非ざれば剋たず。物 固より剋つを以て適々成りて逮ばざる者有り。
現代語訳
狸の頭は鼠に噛まれた傷を癒し、鶏頭草は瘻を治し、虻は溜まった血を散らし、削った木は虫歯を癒す。これは類が推せるものである。脂がすっぽんを殺し、鵲の糞がはりねずみに効き、腐った灰から蠅が湧き、漆が蟹を見ると乾かないのは、類が推せないものである。推せるものと推せないもの、間違いのようで正しく、正しいようで間違っている。誰がその微妙さに通じられよう。天下に真っ白な狐はいないのに、真っ白な裘があるのは、白いところを集めたからである。よく学ぶ者は、斉王が鶏を食べるようなものだ。必ずその足の裏を数十枚食べて、はじめて満足する。刀は毛を剃るのに向くが、大きな木を伐るとなれば、斧でなければ切れない。物にはもともと、切れるからこそかえって届かないものがある。
解説
この章句が説くこと
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