淮南子 / 時則訓
西方之極,自昆侖絕流沙、沈羽,西至三危之國,石城金室,飲氣之民,不死之野,少皞、蓐收之所司者,萬二千里。其令曰:審用法,誅必辜,備盜賊,禁姦邪,飾群牧,謹著聚,修城郭,補決竇,塞蹊徑,遏溝瀆,止流水,雝谿谷,守門閭,陳兵甲,選百官,誅不法。
新字:西方之極,自昆侖絶流沙、沈羽,西至三危之国,石城金室,飲気之民,不死之野,少皞、蓐収之所司者,万二千里。其令曰:審用法,誅必辜,備盗賊,禁姦邪,飾群牧,謹著聚,修城郭,補決竇,塞蹊径,遏溝瀆,止流水,雝谿谷,守門閭,陳兵甲,選百官,誅不法。
書き下し
西方の極、昆侖より流沙・沈羽を絕ち、西のかた三危の國、石城金室、氣を飲むの民、不死の野に至る、少皞・蓐收の司る所の者、萬二千里。其の令に曰く、法を用うるを審らかにし、必辜を誅し、盜賊に備え、姦邪を禁じ、群牧を飾り、著聚を謹み、城郭を修め、決竇を補い、蹊徑を塞ぎ、溝瀆を遏め、流水を止め、谿谷を雝ぎ、門閭を守り、兵甲を陳ね、百官を選び、不法を誅す、と。
現代語訳
西の果ては、昆侖から流沙と沈羽を越え、西は三危の国、石の城と金の室、気を飲んで生きる民、不死の野に至るまで、少皞と蓐収の司るところ、一万二千里である。その令はこう言う。法の用い方を審らかにし、罪の確かな者を誅し、盗賊に備え、悪事を禁じ、牧を整え、蓄えを注意して守り、城郭を修め、崩れた穴を補い、抜け道を塞ぎ、溝を止め、流れる水をせき止め、谷を塞ぎ、門を守り、武具を並べ、百官を選び、法に背く者を誅せよ。
解説
西は秋の方角なので、令は「塞ぐ・守る」で揃います。崩れた穴を補い、抜け道を塞ぎ、水をせき止め、門を守る。東の令が「窮窒を通じ、障塞を達す」だったのと、ちょうど裏返しです。同じ穴を、春には通し、秋には塞ぐ。先頭に置かれたのが「法を用うるを審らかにし、必辜を誅す」で、締めるときは法の使い方から確かめよ、という順序も一貫しています。
この章句が説くこと
西方の極少皞・蓐収の司る所法を用うるを審らかにし必辜を誅す城郭を修め決竇を補い蹊径を塞ぎ溝瀆を遏む門閭を守り兵甲を陳ね百官を選び不法を誅す五方西
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