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長短経 / 息弁

由此言之、夫立身從政、皆有本矣、理亂能否、皆有迹矣。若操其本行、以事迹繩之、譬如水之寒、火之熱、則善惡無所逃矣。

新字:由此言之、夫立身従政、皆有本矣、理乱能否、皆有迹矣。若操其本行、以事迹縄之、譬如水之寒、火之熱、則善悪無所逃矣。

書き下し

此に由りて之を言えば、夫れ身を立て政に従うには、皆本有り。理乱能否には、皆迹有り。若し其の本行を操りて、事迹を以て之を縄さば、譬えば水の寒き、火の熱きが如く、則ち善悪逃るる所無し。

現代語訳

これで言えば、身を立て政治に携わることには、皆根本がある。治まるか乱れるか、有能か無能かには、皆跡がある。もしその根本となる行いを基準に持ち、事の跡によってそれを測れば、水の冷たさや火の熱さのように、善悪は逃れようがない。

解説

息弁の篇の結論は、根本と跡の二つで人を測れということです。役割の本質は何かという根本の基準を持ち、実際に残った結果という跡でそれを確かめる。そうすれば、弁舌がどれほど巧みでも、水が冷たく火が熱いのと同じくらい、善悪ははっきりする。評価で迷うのは、基準があいまいか、跡を見ていないかのどちらかです。口のうまさを止めるのは、反論ではなく、揺るがない物差しなのです。

この章句が説くこと

息弁評価基準実績弁舌公正

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