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墨子 / 非命下

今惟毋在乎王公大人,真若信有命而致行之,則必怠乎聴獄治政矣,卿大夫必怠乎治官府矣,農夫必怠乎耕稼樹藝矣,婦人必怠乎紡績織絍矣。王公大人怠乎聴獄治政,卿大夫怠乎治官府,則我以為天下必亂矣。農夫怠乎耕稼樹藝,婦人怠乎紡績織絍,則我以為天下衣食之財将必不足矣。若以為政乎天下,上以事天鬼,天鬼不使;下以待養百姓,百姓不利,必離散不可得用也。是以入守則不固,出誅則不勝。故雖昔者三代暴王桀紂幽厲之所以共隕其國家,傾覆其社稷者,此也。

新字:今惟毋在乎王公大人,真若信有命而致行之,則必怠乎聴獄治政矣,卿大夫必怠乎治官府矣,農夫必怠乎耕稼樹芸矣,婦人必怠乎紡績織絍矣。王公大人怠乎聴獄治政,卿大夫怠乎治官府,則我以為天下必乱矣。農夫怠乎耕稼樹芸,婦人怠乎紡績織絍,則我以為天下衣食之財将必不足矣。若以為政乎天下,上以事天鬼,天鬼不使;下以待養百姓,百姓不利,必離散不可得用也。是以入守則不固,出誅則不勝。故雖昔者三代暴王桀紂幽厲之所以共隕其国家,傾覆其社稷者,此也。

書き下し

今、惟だ王公大人に在りて、真に若し命有りと信じて之を致し行わば、則ち必ず獄を聴き政を治むるに怠らん。卿大夫は必ず官府を治むるに怠らん。農夫は必ず耕稼樹藝に怠らん。婦人は必ず紡績織絍に怠らん。王公大人、獄を聴き政を治むるに怠り、卿大夫、官府を治むるに怠らば、則ち我れ以為えらく天下必ず亂れん。農夫、耕稼樹藝に怠り、婦人、紡績織絍に怠らば、則ち我れ以為えらく天下の衣食の財、将に必ず足らざらんとす。若し以て天下に政を為さば、上は以て天鬼に事うるも、天鬼、使わず、下は以て百姓を待養するも、百姓、利あらず、必ず離散して得て用う可からざるなり。是を以て入りて守れば則ち固からず、出でて誅すれば則ち勝たず。故に昔者、三代の暴王、桀・紂・幽・厲の其の國家を共に隕とし、其の社稷を傾覆せし所以の者は、此れなり。

現代語訳

いま王公大人が本当に運命を信じてそのとおりに行えば、必ず訴えを聞き政務を治めることに怠る。卿大夫は必ず役所を治めることに怠る。農夫は必ず耕作と植え付けに怠る。女は必ず糸紡ぎと機織りに怠る。王公大人が政務に怠り、卿大夫が役所に怠れば、天下は必ず乱れると私は考える。農夫が耕作に怠り、女が機織りに怠れば、天下の衣食の財は必ず足りなくなると私は考える。それで天下の政治を執れば、上は天と鬼神に仕えても天と鬼神は用いず、下は民を養っても民に利がなく、必ず離散して用いることができない。だから内に籠って守っても固まらず、出て討っても勝てない。むかし三代の乱暴な王、桀・紂・幽王・厲王が国家を落とし社稷を傾けたのは、これである。

解説

前段で書き出した四階層の動機を、運命論が一つずつ外していきます。信念が消えれば勤勉が消え、勤勉が消えれば財と秩序が消え、最後には守っても固まらず攻めても勝てない。「入守則不固、出誅則不勝」——軍事の言葉で締めているのは、墨子が守城の専門家だからです。思想の問題が、最後は城壁の堅さとして現れる。

この章句が説くこと

波及勤勉崩壊守城信念

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