師導古典を学びたいすべての人に

呻吟語 / 外篇・治道・誠なるが故なり

是故不賞而勸,不激而奮,出一言而能使人致其死命,誠故也。

新字:是故不賞而勧,不激而奮,出一言而能使人致其死命,誠故也。

書き下し

是の故に賞せずして勸み、激せずして奮ひ、一言を出だして能く人をして其の死命を致さしむるは、誠なるが故なり。

現代語訳

だから賞を与えなくても励み、煽らなくても奮い立ち、一言を発しただけで人に命を捧げさせられるのは、誠だからです。

解説

前の段を受けて、効果を三つ挙げます。賞が無くても励み、煽らなくても奮い、一言で命を捧げる。どれも仕掛けが無い状態です。そして理由が一字に集約されます。誠だから。前に出てきた、厚い賞で感動を煽るのが最下段だという議論と対をなしており、仕掛けが要らない状態が最上だと示されます。短いですが、王道論の結論にあたる一段です。

この章句が説くこと

無賞無激一言最上

関連する章句

この一句を、あなたの毎日に。

古典の教えを、今の状況に当てはめて考えてみる——師導があなたの学びと選択を支えます。

師導で古典を学ぶ
いま登録すると、7日間すべての機能を無料でお試しいただけます。 無料ではじめる