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呻吟語 / 内篇・應務・人己を公にして私せず

君子與人共事,當公人己而不私。苟事之成,不必功之出自我也;不幸而敗,不必咎之歸諸人也。

新字:君子与人共事,当公人己而不私。苟事之成,不必功之出自我也;不幸而敗,不必咎之帰諸人也。

書き下し

君子の人と事を共にするは、當に人己を公にして私せざるべし。苟しくも事の成らば、必ずしも功の我より出づるにあらず。不幸にして敗れば、必ずしも咎の諸を人に歸するにあらず。

現代語訳

君子が人と事を共にするときは、自分と他人を公けに扱って私しません。もし事が成っても、手柄が自分から出たことにはしません。不幸にして敗れても、咎を人に帰したりしません。

解説

共同作業での手柄と責任の扱いを、二つの否定で示します。成功の功は自分のものにせず、失敗の咎は人に押しつけない。どちらも反対のことをするのが自然な人情なので、二つとも守るのは難しい。前に出てきた、共にした過ちを人に押しつけないという段と同じ主張が、ここでは成功の側も含めて整理されています。どちらも人情の逆を行くので、二つとも守るのは難しい。

この章句が説くこと

共同手柄責任公私配分

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