呻吟語 / 内篇・修身・我を亡ぼす者は、我なり
亡我者,我也。人不自亡,誰能亡之?
書き下し
我を亡ぼす者は、我なり。人自ら亡びずんば、誰か能く之を亡ぼさん。
現代語訳
私を滅ぼすのは、私です。人が自分から滅びないなら、誰がこれを滅ぼせるでしょうか。
解説
わずか十数字の断定です。外に敵を探す目を、一行で自分に折り返します。逆に言えば、自分さえ崩れなければ誰にも崩せないという強さの宣言でもあります。前に出てきた、行く先々で受け入れられないなら自分のせいだという段や、天や人の管轄を分けた段と同じ筋で、責任の所在を自分の内側に置き続ける姿勢が貫かれています。
この章句が説くこと
自滅責任原因自立強さ
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