師導古典を学びたいすべての人に

呻吟語 / 内篇・談道・至誠の地位に到れば偽も亦た誠なり

到至誠地位,誠固誠,偽亦誠;未到至誠地位,偽固偽,誠亦偽。

書き下し

至誠の地位に到れば、誠は固より誠、偽も亦た誠なり。未だ至誠の地位に到らざれば、偽は固より偽、誠も亦た偽なり。

現代語訳

この上ない誠の位に至れば、誠はもちろん誠であり、偽りもまた誠になります。まだその位に至っていなければ、偽りはもちろん偽りであり、誠もまた偽りになります。

解説

行いの一つ一つではなく、その人がどこに立っているかで真偽が決まるという見方です。土台が誠であれば、取り繕いに見える振る舞いさえ誠から出ている。土台が偽りであれば、誠実に見える行いも結局は偽りになる。誠実さを場面ごとの努力で作ろうとする私たちに、まず立ち位置を問えと迫ります。誤解を招きかねない大胆な言い方ですが、それだけ土台を重く見ているのです。

この章句が説くこと

土台真偽

関連する章句

この一句を、あなたの毎日に。

古典の教えを、今の状況に当てはめて考えてみる——師導があなたの学びと選択を支えます。

師導で古典を学ぶ
いま登録すると、7日間すべての機能を無料でお試しいただけます。 無料ではじめる