論語 / 泰伯篇
子曰:不在其位,不謀其政。
書き下し
子曰わく、其の位に在らざれば、其の政を謀らず。
現代語訳
孔子が『その地位にいない者は、その地位の政治について意見を言うべきではない』と言われた。
解説
自分が任されている立場でなければ、その仕事のやり方に口を出すべきではない、という教えです。人に仕事や役割を任せたら、その人の判断を尊重し、後からあれこれ細かく口を挟まないこと。これは会社での役割分担だけでなく、家庭でも当てはまります。子どもに任せた片付けのやり方に一つひとつ文句を言ったり、配偶者に任せた家計の管理に横から口を出したりすれば、任された側はやる気をなくしてしまいます。もちろん、明らかに困っている時に手を貸すのは別の話です。ただ、いったん任せると決めたなら、その領分を尊重して見守ること。この線引きができるかどうかが、人に何かを託す時の器の大きさを表しているのです。
この章句が説くこと
権限移譲役割分担エンパワーメント秩序維持マイクロマネジメント
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