論語 / 公冶長篇
子謂公冶長:『可妻也。雖在縲絏之中、非其罪也。』以其子為之妻。
書き下し
子、公冶長を謂いて曰く、『妻すべし。縲絏(るいせつ)の中に在りと雖も、其の罪に非ず。』と。其の子を以て之に妻す。
現代語訳
孔子は公冶長について『娘を嫁がせてよい人物だ。牢につながれたことがあるが、彼の罪ではない』と評し、自分の娘を彼に嫁がせた。
解説
公冶長は牢につながれた経験がある人物でしたが、孔子は「それは彼の罪ではない」と見抜き、自分の娘を嫁がせました。世間の評判や、牢に入ったという経歴だけを見れば、敬遠されてもおかしくない相手です。しかし孔子は、うわさや肩書きに惑わされず、その人がどういう人柄で、何を大切にして生きてきたかを自分の目で確かめました。会社で人を採用するときも、地域で誰かとつきあうときも、表向きの経歴や評判だけで人を判断してしまうと、本当に信頼できる人を見逃してしまいます。人を見るときには、うわべの情報より、実際のふるまいや人となりに目を向けることが大切です。
この章句が説くこと
公冶長信頼人事実質
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