論語 / 里仁篇
子曰、父母之年、不可不知也。一則以喜、一則以懼。
書き下し
子曰わく、父母の年は、知らざるべからず。一には以て喜び、一には以て懼る。
現代語訳
親の年齢・健康を意識し、無事を喜び、老いをおそれて配慮せよ。
解説
親の年齢は知っておかなければならない。長生きしてくれていることを喜ぶ一方で、年を重ねていくことをおそれ、気にかけなさい。孔子はこう教えます。これは親子関係だけでなく、身近な人への心配りにも通じる考え方です。一緒に暮らす家族や働く仲間の誕生日、体調、家族の様子といった細やかなことに関心を持ち、気にかけていること。そうした小さな心遣いの積み重ねが、いざというときに助け合える間柄を育てます。相手の年齢や暮らしぶりに無関心なままでは、本当に困ったときに寄り添うことはできません。喜びとおそれを両方抱きながら相手を見守る姿勢こそが、深いつながりを生むのです。
この章句が説くこと
エンゲージメント心理的安全性人間関係信頼関係共感
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