論語 / 里仁篇
子曰、朝聞道、夕死可矣。
書き下し
子曰わく、朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり。
現代語訳
真理に触れられるなら、今日を終えても悔いはない。
解説
朝に人として本当に大切な道理を知ることができたなら、たとえその日の夕方に死んでも構わない、と孔子は言います。それほどまでに、真理を知るということには重い価値があるという、孔子の強い思いが込められた言葉です。ここで言う「道」とは、難しい理屈のことではなく、人としてどう生きるべきかという、生き方の芯にあたるものです。多くの人は、日々の忙しさに追われるうちに、自分が何のために生きているのかを見失いがちです。子育てや仕事、地域との付き合いの中で、ふと「これで良かったのだ」と心から納得できる瞬間に出会えたなら、それは何にも代えがたい財産になります。自分が心から納得できる生き方の芯を持てているかどうかを、時には立ち止まって問い直してみる。そのことの大切さを、この短くも重い言葉は伝えています。
この章句が説くこと
理念ビジョンエンゲージメントコミットメント士気
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