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論語 / 為政篇

孟武伯問孝。子曰、父母唯其疾之憂。

書き下し

孟武伯孝を問う。子曰く、「父母は唯其の疾(やまい)を之憂う。」

現代語訳

孟武伯が孝を尋ねると、孔子は「親はただ子の病気を心配するものだ」と答えた。

解説

孟武伯が孝について尋ねると、孔子は「親はただ子の病気を心配するものだ」とだけ答えました。短い言葉ですが、親の心配りの深さがよく表れています。仕事の出来や成績を心配するのではなく、ただ子の体が無事であってほしいと願う。これこそが、人を思う気持ちの一番深いところにあるものです。これは職場や地域でも同じです。部下や後輩、近所の人に対して、成果や結果ばかりを気にするのではなく、まず体は大丈夫か、無理をしていないかと案じる。そうした素朴な気づかいこそが、相手との間に深い信頼を生み、長く続く付き合いの土台になります。

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