李衛公問対 / 卷中
蕭王推赤心於人腹中。
書き下し
蕭王、赤心を人の腹中に推す。
現代語訳
蕭王(光武帝)は、偽りのない真心を相手の胸の内にまで差し出した。
解説
相手を疑わず、自らの真心をそのまま差し出すという人心掌握の姿勢を伝える一句である。人を動かすには策略や駆け引きよりも、こちらが先に心を開いて見せることが効く場合がある。警戒している相手や離反しかねない立場の人にこそ、裏表のない態度で接することで信頼が生まれる。損得抜きの誠実さがかえって最も強い説得力を持つことを、この逸話は教えている。
この章句が説くこと
誠実信頼人心
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