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忍経 / 含垢匿瑕

晉陳騫,沉厚有智謀,少有度量,含垢匿瑕,所在存績。

新字:晋陳騫,沈厚有智謀,少有度量,含垢匿瑕,所在存績。

書き下し

晉の陳騫は、沈厚にして智謀有り、少くして度量有り、垢を含み瑕を匿し、所在に績を存す。

現代語訳

晋の陳騫は、落ち着いて重厚で知略があり、若いころから度量があって、人の恥を包み隠し、欠点をかばい、赴任したどの地でも功績を残しました。

解説

晋の陳騫について、その人柄を短く記した一節で、『晋書』陳騫伝に見える評です。含垢匿瑕は、総論に引かれた『左伝』の「國君は垢を含み、瑾瑜は瑕を匿す」を踏まえた言葉で、恥や欠点を含み容れる度量を指します。陳騫は魏から晋にかけて重臣を務めた人です。人の垢や瑕を見ても言い立てずに容れる度量と、どこでも功績を挙げる力が、ここでは並べて語られています。細かな欠点をあげつらう人は、周りの力を引き出すことができません。欠点をかばいながら長所を生かす人のもとでこそ、仕事は成果につながるのでしょう。

この章句が説くこと

度量寛容欠点陳騫

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