宋名臣言行録 / 後集巻五・趙抃
陳升之除樞副公與唐介等同言升之交結宦官進不以道章二十餘上不省即居家待罪詔強起之乃乞補外
新字:陳升之除枢副公与唐介等同言升之交結宦官進不以道章二十余上不省即居家待罪詔強起之乃乞補外
書き下し
陳升之樞副を除せらる。公唐介等と同じく言う、升之は宦官と交結し、進むに道を以てせずと。章二十餘上るも省みられず。即ち家に居りて罪を待つ。詔して強いて之を起こす。乃ち補外を乞う。
現代語訳
陳升之が枢密副使に任じられた。趙抃は唐介らとともに言った。「升之は宦官と結びつき、進む道が正しくありません」。上章は二十度あまりに及んだが顧みられなかった。そこで家にこもって処分を待った。詔して強いて出仕させた。そこで地方への転出を願い出た。
解説
二十通を超える上奏が、いっさい取り上げられませんでした。次に取った手が、出勤の停止です。**そこで家にこもって処分を待った。**辞職願ではありません。自分は罪に問われるべき立場だ、として結論を待つ形にしている。呼び戻されても、元には戻りませんでした。**詔して強いて出仕させた。そこで地方への転出を願い出た。**言い分が通らなかったことを、身の置き方で示し続けています。
この章句が説くこと
升之は宦官と交結し進むに道を以てせず章二十余上るも省みられず即ち家に居りて罪を待つ詔して強いて之を起こす乃ち補外を乞う弾劾無視
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