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韓非子 / 南面第十八

三者,惽主壞法之資也。人主使人臣雖有智能,不得背法而專制;雖有賢行,不得踰功而先勞;雖有忠信,不得釋法而不禁:此之謂明法。

新字:三者,惽主壊法之資也。人主使人臣雖有智能,不得背法而専制;雖有賢行,不得踰功而先労;雖有忠信,不得釈法而不禁:此之謂明法。

書き下し

三者は、主を惽くらまし法を壊るの資なり。人主、人臣をして、智能有りと雖も、法に背きて専制するを得ず、賢行有りと雖も、功を踰えて先だちて労するを得ず、忠信有りと雖も、法を釈てて禁ぜざるを得ざらしむ。此れを之れ明法と謂う。

現代語訳

君主は臣下に対して、いかに知恵があり能力があっても法に背いて専制することを許さず、いかに賢人の行いを見せても実際に功績のある者より上に出ることはさせず、いかに忠実であっても法をおかして禁制を破るようなことはさせない。

解説

どんなに頭が良くても決まりを破って好き勝手にふるまうことは許さない。どんなに評判が良くても、実際の働き以上に高く扱うことはしない。どんなに真面目で誠実であっても、決まりを盾に取り締まりを免れさせることはしない。この三つを守ることこそが、公平な治め方だと説きます。家庭や地域の集まりでも、「頭が切れるから」「昔から評判がいいから」「真面目でいい人だから」という理由だけで、決めた約束事や順番を曲げてしまうと、周りは納得できず不満がたまります。学業の成績が良い子だから門限を緩めたり、人柄が良い人だからと会費の遅れを見逃したりするのではなく、誰であっても同じ物差しで扱うことが、長い目で見て一番の信頼を生みます。

この章句が説くこと

公平性ルール成果主義信賞必罰例外の排除

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