韓非子 / 主道第五
誠に功有れば、則ち疏賤と雖も必ず賞し、誠に過ち有れば、則ち近愛と雖も必ず誅す。
書き下し
誠に功有れば、則ち疏賤と雖も必ず賞し、誠に過ち有れば、則ち近愛と雖も必ず誅す。
現代語訳
本当に功績があれば、たとえ疎遠な者でも必ず賞を与え、本当に過ちがあれば、たとえ親しく気に入っている者でも必ず罰する。
解説
評価や処遇において、リーダーとの個人的な関係性(好き嫌い、親しさ)を一切排除し、客観的な功績と過失のみに基づいて判断すること。組織の規律維持に不可欠です。
この章句が説くこと
公平性信賞必罰えこひいきの排除規律成果主義
関連する章句
-
『韓非子』有度第六過ちを刑するに大臣をも避けず、善を賞するに匹夫をも遺れず。
-
『韓非子』心度第五十四刑勝てば民静かに、賞繁ければ姦生ず。故に民を治むる者は、刑勝つは、治の首なり、賞の繁きは、亂の本なり。
-
『韓非子』詭使第四十五賞祿者所以盡民力易下死也。今戰勝攻取之士勞而不賞、而卜筮視手理、狐蠱為順辭於前者、日賜。
-
『韓非子』南面第十八君主は人臣に対してはいかに知恵があり能力があっても法に背いて専制することを許さず、いかに賢人の行いを見せても実際に功労のある者より上に出ることはさせず、いかに忠信があっても法をおかして禁制を破るようなことはさせない。
-
『韓非子』難一第三十六今赫僅不驕侮而襄子賞之、是賞失也。 ... 今襄子不誅驕侮之臣、而賞無功之赫、安在襄子之善賞哉。
-
『韓非子』外儲説右上第三十四吳起之出愛妻、文公之斬顛頡、皆違其情者也。