韓非子 / 和氏第十三
主、術を用うれば則ち大臣、斷を擅にするを得ず、近習、敢て重を賣らざらん。…則ち法術なる者は乃ち群臣士民の禍とする所なり。
新字:主、術を用うれば則ち大臣、断を擅にするを得ず、近習、敢て重を売らざらん。…則ち法術なる者は乃ち群臣士民の禍とする所なり。
書き下し
主、術を用うれば則ち大臣、斷を擅にするを得ず、近習、敢て重を賣らざらん。…則ち法術なる者は乃ち群臣士民の禍とする所なり。
現代語訳
君主が法(ルール)や術(仕組み)を導入すれば、幹部(大臣)は勝手な判断ができなくなり、側近(近習)は恩を売って私腹を肥やすことができなくなる。…つまり、法や仕組みとは、既得権益を持つ者たちにとって「災い(禍)」なのである。
解説
組織改革、特に「ルールの厳格化」「透明化」「客観的な評価制度(法術)」の導入は、必ず既得権益層(大臣)や社内政治で力を持つ人物(近習)からの強烈な抵抗に遭う。彼らにとって、公平なルールは自らの権力基盤を脅かす「災難」に他ならないからだ。
この章句が説くこと
組織改革既得権益抵抗勢力透明性ルール社内政治
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