韓非子 / 十過第十
女樂に耽り、國政を顧みざるは、則ち國を亡ぼすの禍なり。
新字:女楽に耽り、国政を顧みざるは、則ち国を亡ぼすの禍なり。
書き下し
女樂に耽り、國政を顧みざるは、則ち國を亡ぼすの禍なり。
現代語訳
(リーダーが)女楽(娯楽)に耽り、本来の仕事(國政)を疎かにするのは、国を滅ぼす災いである。
解説
秦の穆公が、戎王の「聖人」由余を引き抜くため、戎王に女楽(美女の楽団)を贈った策です。 戎王は女楽に夢中になり(耽り)、政治を疎かにし(國政を顧みず)、由余の諫言も聞かなくなりました。 リーダーが本業以外の「ペットプロジェクト」や「趣味」、あるいは社内での派手なイベント(女樂)にばかり熱中し、地味で重要な「本業のガバナンス」(國政)を疎かにすると、組織は弱体化し、優秀な人材(由余)は去っていくという教訓です。
この章句が説くこと
職務怠慢ペットプロジェクトガバナンス本業集中人材流出