韓非子 / 二柄第七
人主將欲禁姦,則審合刑名;刑名者,言與事也。
新字:人主将欲禁姦,則審合刑名;刑名者,言与事也。
書き下し
人主将に姦を禁ぜんと欲せんとすれば、則ち刑名を審合せよとは、言と事となり。
現代語訳
君主が不正を防ごうとするならば、刑名(発言と実際の仕事)を厳密に突き合わせるべきであり、それは言葉と実際の仕事のことである。
解説
君主が不正を防ごうとするならば、「言ったこと」と「実際にやったこと」が食い違っていないかを、厳密に照らし合わせるべきだという教えです。ここでいう言とは本人が述べた計画や目標、事とは実際の仕事ぶりのことです。人が口にした約束と、実際に行ったことがずれていないかを丁寧に確かめること、これが不正や怠けを防ぐ基本だとこの章句は説いています。これは会社の仕事に限らず、家庭でも、子どもが今日はここまで宿題をやると言ったことと実際にやったことを親が見比べる場面や、友人同士でこれをやっておくねと約束したことが本当に果たされたかを確かめる場面にも通じます。言葉だけを信じ込むのではなく、言ったことと実際の行いを照らし合わせる習慣を持つことが、人を見誤らないための知恵なのです。
この章句が説くこと
目標管理KPI言行一致実績評価アカウンタビリティ
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