論語 / 里仁篇
子曰:古者言之不出,恥躬之不逮也。
書き下し
子曰わく、古者は言を出さざるは、躬の逮ばざるを恥ずればなり。
現代語訳
古の人は行動が言葉に追いつかぬことを恥じた。
解説
昔の人は、言葉を軽々しく口にしませんでした。言ったことを実行できなければ、それを恥だと感じていたからです。「今度やる」「絶対直す」といった約束は、口にした瞬間に自分を縛ります。人の上に立つ場面はもちろん、親が子に約束する時、友人に頼み事を引き受ける時も同じです。できるかどうか分からないうちに調子よく請け合ってしまうと、後で守れず信用を失います。反対に、言葉数は少なくても、言ったことを必ず果たす人は、周りから深く信頼されます。口先だけの調子の良さより、実行が言葉に追いつくまで待つ慎み深さこそ、この一節が教える生き方です。
この章句が説くこと
言行一致信頼アカウンタビリティコミットメントリーダーシップ
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