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韓非子 / 飭令第五十三

利一空より出づるときは、其の國敵無く、利二空より出づるときは、其の兵半ば用いられ、利十空より出づるときは、民守らず。

新字:利一空より出づるときは、其の国敵無く、利二空より出づるときは、其の兵半ば用いられ、利十空より出づるときは、民守らず。

書き下し

利一空より出づるときは、其の國敵無く、利二空より出づるときは、其の兵半ば用いられ、利十空より出づるときは、民守らず。

現代語訳

利益(評価・報酬)がただ一つの窓口(君主)から出るなら、その国は無敵である。二つの窓口から出るなら、組織力は半減する。十の窓口から出るなら、民はもはや国(組織)のために働かない。

解説

評価・報酬の源泉(利)は、組織の公式なライン(一空)に一元化されなければならない。もし複数の上司、派閥、非公式な権力者(二空、十空)が個別に評価や利益を与えられる状態になると、部下は誰に従うべきか混乱し、組織は統制を失い(民守らず)、崩壊する。

この章句が説くこと

評価の一元化指揮命令系統ワンボイス権限ガバナンス

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