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韓非子 / 忠孝第五十一

夫所謂明君者、能畜其臣者也。所謂賢臣者、能明法辟、治官職、以戴其君者也。

書き下し

夫れ所謂明君とは、能く其の臣を畜う者なり。所謂賢臣とは、能く法辟(法刑)を明らかにし、官職を治め、以て其の君を戴く者なり。

現代語訳

明君とは、よくその臣下を統御する者である。賢臣とは、法律を明らかにし、官職を治め、君主を支える者である。

解説

すぐれた君主とは、家来をよく養い治める者であり、すぐれた家来とは、法や決まりをはっきりさせ、自分の役目をしっかり果たして君主を支える者だ、と韓非は言います。人の上に立つ者の役目は、下で働く人たちをきちんと導き、力を発揮できる場を整えることにあります。一方で、下で働く人の役目は、決められた枠組みの中で自分の仕事に責任を持ち、全体の利益になるように尽くすことです。これは会社の上司と部下だけでなく、家庭における親と子、地域の世話役とその手伝いをする人との関係にも通じます。互いが自分の役割をきちんと果たしてこそ、家庭も職場も地域も、初めて安定した形で回っていくのです。

この章句が説くこと

役割定義マネジメントフォロワーシップ実行力組織規律

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