韓非子 / 問辯第四十一
故有常,則羿、逢蒙以中五寸的爲巧;無常,則以妄發之中秋毫爲拙。今聽言觀行,不以公用爲之的彀,言雖至察,行雖至堅,則妄發之說也。
新字:故有常,則羿、逢蒙以中五寸的為巧;無常,則以妄発之中秋毫為拙。今聴言観行,不以公用為之的彀,言雖至察,行雖至堅,則妄発之説也。
書き下し
今言を聴き行を観るに、功用を以て之が的と為さずば、言至察と雖も、行至堅と雖も、則ち妄に發するの説ならん。
現代語訳
今、言葉を聞き行動を見るにあたり、実効(功用)を的(基準)としなければ、言葉がどれほど的確で、行動がどれほど堅実であっても、それは闇雲に放たれた無駄な主張である。
解説
弓の名人であっても、狙う的が決まっているからこそ、小さな的を射抜いた腕前を誇ることができる。的も定めずでたらめに矢を放って、たまたま毛の先に中たったとしても、それはただの偶然にすぎず、腕が良いとは言えません。人の言葉や行いを見極めるときも同じで、実際に役に立ったかどうかという的をはっきり定めなければ、どれほど話が筋道立っていて、どれほど堅い決意に見えても、それは的を外して放たれたでたらめな主張にすぎないと韓非は説きます。話し方が上手いとか、いかにも真剣そうだといった見た目に惑わされず、実際に何をもたらしたかという結果を基準に人を評価する。これは会社の仕事ぶりだけでなく、子どものお手伝いや近所の頼まれ事を見るときにも通じる考え方です。
この章句が説くこと
成果主義評価基準KGIKPI功利主義目的と手段
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