韓非子 / 難四第三十九
未だ齊の巧臣を知らずして、明亂の罰を廢し、未然に責めて、昭昭の罪を誅せざるは、此れ則ち妄なり。
新字:未だ斉の巧臣を知らずして、明乱の罰を廃し、未然に責めて、昭昭の罪を誅せざるは、此れ則ち妄なり。
書き下し
未だ齊の巧臣を知らずして、明亂の罰を廢し、未然に責めて、昭昭の罪を誅せざるは、此れ則ち妄なり。
現代語訳
(自国内の)巧妙な臣下(の私心)に気づかないからといって、明白な反乱(明亂)の罰を廃止し、まだ見ぬ(未然の)罪を責めて、はっきりとした(昭昭の)罪を罰しないのは、間違っている。
解説
前項[id 7]の「巧臣こそが問題だ」という意見への反論。潜在的なリスク(巧臣)を警戒するあまり、明白なルール違反(明亂の陽虎)を処罰しないのは、本末転倒である。組織の秩序維持のためには、まず「明白な罪(昭昭の罪)」を厳格に罰し、それによって他の者(潜在的な違反者)を牽制することが重要である。
この章句が説くこと
信賞必罰規律処罰の公平性牽制秩序維持
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