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韓非子 / 外儲說左上第三十二

夫れ庸を賣いて播耕する者は、主人家を費やして食を美にし...庸客力を致して疾く耘耕し...皆な自ら為にするの心を挟めばなり。

新字:夫れ庸を売いて播耕する者は、主人家を費やして食を美にし...庸客力を致して疾く耘耕し...皆な自ら為にするの心を挟めばなり。

書き下し

夫れ庸を賣いて播耕する者は、主人家を費やして食を美にし...庸客力を致して疾く耘耕し...皆な自ら為にするの心を挟めばなり。

現代語訳

雇われて農作業をする者(庸客)に対し、主人(経営者)が食事を美味しくするのは、「その方がよく働くだろう」という自分の利益(自ら為にする)のためである。雇い人も一生懸命働くのは、主人を愛しているからではなく、「そうすれば(自分の)報酬が良くなるだろう」という自分の利益のためである。

解説

経営者と従業員の関係は、「愛情」や「忠誠心」といった感情論ではなく、純粋な「利害(自ら為にする)」に基づいているという原則です。従業員が最高のパフォーマンスを発揮するのは、会社を愛しているからではなく、そうすることが自分の利益(報酬、評価、キャリア)につながるからです。リーダーは、この「利害」を正しく設計(インセンティブ設計)する責任があります。

この章句が説くこと

インセンティブ動機付け利害の一致Win-Win契約関係性悪説

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