韓非子 / 解老第二十
工人數變業則失其功,作者數揺徙則亡其功。一人之作,日亡半日,十日則亡五人之功矣;萬人之作,日亡半日,十日則亡五萬人之功矣。然則數變業者,其人彌衆,其虧彌大矣。凡法令更則利害易,利害易則民務變,務變之謂變業。
新字:工人数変業則失其功,作者数揺徙則亡其功。一人之作,日亡半日,十日則亡五人之功矣;万人之作,日亡半日,十日則亡五万人之功矣。然則数変業者,其人弥衆,其虧弥大矣。凡法令更則利害易,利害易則民務変,務変之謂変業。
書き下し
工人は数々業を變ずれば則ち其の功を失い、...大國を治めて数々法を變ずれば、則ち民之に苦しむ。
現代語訳
職人は頻繁に作業を変えればその功績を失い、大国を治めるのに頻繁に法を変えれば民はこれに苦しむ。
解説
職人がしょっちゅう仕事の内容を変えていると、それまで積み上げた腕前や成果が無駄になってしまう、と原文は説きます。同じように、大きな国を治めるのに決まりをころころ変えていては、民はそのたびに戸惑い、疲れ果ててしまいます。これは政治や仕事の場に限らず、家庭のしつけの方針を親の気分でころころ変えたり、町内会や子ども会の決まりを役員が代わるたびにひっくり返したりすることにも当てはまります。周りの人は「今度は何が正しいのか」が分からなくなり、結局は誰も本気で従わなくなってしまいます。変えるべきときはあっても、腰を据えて決めたことは簡単に覆さない一貫した姿勢が、周りの信頼と積み重ねの成果を守ります。
この章句が説くこと
朝令暮改一貫性変革のコスト組織の安定性静
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