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十七条憲法 / 第十三条

諸任官者。同知職掌。或病或使。有闕於事。然得知之日。和如曾識。匪以與無。妨於公務。

新字:諸任官者。同知職掌。或病或使。有闕於事。然得知之日。和如曽識。匪以与無。妨於公務。

書き下し

諸(もろもろ)の官(つかさ)に任(にん)ずる者は、同じく職掌(しょくしょう)を知(し)れ。或(ある)いは病(や)み或いは使(つかい)して、事(こと)に闕(か)くること有(あ)らん。然(しか)れども知ることを得(う)る日(ひ)は、和(あまな)うこと曾(かつ)て識(し)れるが如(ごと)くせよ。与(あず)かり無(な)しと以(もっ)て、公務(こうむ)を妨(さまた)ぐること匪(な)かれ。

現代語訳

それぞれの役職についている者は、互いの職務を理解しておかなければならない。 人は病気になったり、出張に出たりして、一時的にその場を離れることもある。 しかし、当人が復帰したときには、まるで途中で穴が空いていなかったかのように、 仕事がきちんと進んでいなければならない。 「自分は担当ではない」という理由で、仕事の流れを止めることがあってはならない。

解説

会社を円滑に動かすには、 「担当者が不在でも仕事が止まらない仕組み」 が必要である。 それには、各人が自分の仕事だけに閉じこもるのではなく、 最低限、お互いの業務の流れや役割を理解しておくこと が欠かせない。 担当者が休んだだけで仕事が止まるようでは、 どれほど優秀な人がいても組織として信頼されない。 また、 「これは私の担当ではありません」 という態度が広がれば、仕事の流れは途切れ、必ず混乱が生まれる。 反対に、 互いの仕事のつながりを理解し合い、支え合う文化があれば、 誰が抜けても組織は自然と動き続ける。 これは単に「何でもやれ」という意味ではない。 公務(=組織の仕事)を止めないための最低限の理解と協力は、 役職にある者の責任である。 この姿勢が根付いた組織ほど安定し、 仕組み化もスムーズに進む。

この章句が説くこと

属人化の排除業務標準化情報共有責任感

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