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囲炉夜話 / 第百三十五則・人才を成就するは即ち子弟を栽培するなり

成就人才,即是栽培子弟。暴殄天物,自應折磨兒孫。

新字:成就人才,即是栽培子弟。暴殄天物,自応折磨児孫。

書き下し

人才を成就するは、即ち是れ子弟を栽培するなり。天物を暴殄するは、自ら應に兒孫を折磨すべし。

現代語訳

人材を育て上げることは、そのまま自分の子弟を育てることです。天の恵みの物をむやみに損ない捨てることは、当然、自分の子や孫を苦しめる報いとなります。

解説

人を育てることと物を粗末にすることが、どちらも子孫に返ってくると説いた則です。前半は、世の人材を育てることは、他人のためでありながら、結局は自分の子弟を育てることに等しいと言います。育った人材が世を良くし、その恩恵が自分の家にも及ぶという見方です。後半の暴殄天物は書経に見える言葉で、天が生み出した物をむやみに損ない捨てることを言います。そうした浪費の報いは、子や孫が苦労する形で返ってくると戒めます。前半は善の種まき、後半は悪の種まきで、どちらも自分の代の行いが子孫の代に実を結ぶという因果でつながっています。今日でも、後進を育てることは自分の組織の未来を育てることですし、資源の浪費は次の世代への付けになります。

この章句が説くこと

育成倹約因果家訓子孫

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この一句を、あなたの毎日に。

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