老子 / 第19章
絶学無憂。もって民之害を去ん。絶仁,棄義,民復孝慈;絶巧,棄利,盗賊無有。
書き下し
学を絶ちて憂え無し。以て民の害を去らん。仁を絶ちて義を棄つれば、民復た孝慈;巧を絶ちて利を棄つれば、盗賊無き。
現代語訳
過度の学問・テクニック・巧妙さが社会の害を生む。原始的な徳に戻れば社会は安定する、という挑発的な主張。
解説
リーダーが複雑な経営理論やテクニック(学)を振り回すと、組織はかえって疲弊します(憂)。本当に必要なのは、小細工(巧・利)を捨て、社員が安心して働ける(孝慈)シンプルな環境です。複雑さ(学)を捨てる勇気が、組織を健全にします。
この章句が説くこと
シンプルさ本質組織風土複雑性理念