論語 / 衛霊公篇
子曰:巧言亂德,小不忍則亂大謀。
新字:子曰:巧言乱徳,小不忍則乱大謀。
書き下し
子曰わく、巧言は徳を乱し、小を忍ばざれば則ち大謀を乱す。
現代語訳
孔子が『口先のうまい言葉は徳を乱し、小事をおさえ耐えることができなければ、大きな計画を台無しにする』と言われた。
解説
口先だけの巧みな言葉は、聞こえは良くても人の心の徳を乱してしまいます。また、目の前の小さな不満やいらだちを我慢できない人は、せっかくの大きな計画も台無しにしてしまう、という戒めです。家族旅行の計画を立てても、途中で些細な行き違いに腹を立てて言い合いになり、旅行全体が台無しになってしまうことがあります。子育てや長年の付き合いも同じで、目先の一言をぐっとこらえられるかどうかで、その先の関係が大きく変わってきます。うまいことを言ってその場を取り繕うよりも、多少不器用でも誠実であること。そして小さな我慢を積み重ねられることこそが、長い目で見て大きな物事を成し遂げる力になるのです。
この章句が説くこと
誠実さ長期視点計画慎重さ言行一致
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