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論語 / 雍也篇

哀公問弟子孰為好學。孔子對曰:有顏回者好學。不遷怒,不貳過。不幸短命死矣。今也則亡,未聞好學者也。

新字:哀公問弟子孰為好学。孔子対曰:有顏回者好学。不遷怒,不貳過。不幸短命死矣。今也則亡,未聞好学者也。

書き下し

哀公問う、弟子孰か学を好むと為す。孔子対えて曰く、顔回という者あり、学を好む。怒りを遷さず、過ちを二たびせず。不幸短命にして死せり。今は則ち亡し、未だ学を好む者を聞かざるなり。

現代語訳

学ぶ人の姿として顔回を挙げ、怒りを人に転嫁せず、同じ失敗を重ねないことを強調する。

解説

魯の哀公が「弟子の中で誰が最も学問を好むか」と尋ねたところ、孔子は顔回の名を挙げ、「彼は腹を立てても八つ当たりをせず、同じ過ちを二度と繰り返さない」と答えました。学ぶことが好きだという姿は、知識の量ではなく、この二つのふるまいに表れるということです。一つは、腹が立つ出来事があっても、その怒りを関係のない人にぶつけないこと。仕事で嫌なことがあった日に家族に当たってしまう、あるいは目上の人に叱られた腹いせを周りの人に向けてしまう、というのはよくある失敗ですが、顔回はそれをしませんでした。もう一つは、一度した失敗を反省し、同じ形で繰り返さないことです。これは特別な才能というより、日々の心がけで誰でも近づける姿です。怒りの矛先を正しく扱えるか、同じ過ちを学びに変えられるか。この二つが、周りの人からの信頼を静かに積み上げていく土台になります。

この章句が説くこと

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