韓非子 / 備內第十七
遠聽而近視以審内外之失,省同異之言以知朋黨之分,偶叄伍之驗以責陳言之實,執後以應前,按法以治衆,衆端以參觀;
新字:遠聴而近視以審内外之失,省同異之言以知朋党之分,偶叄伍之験以責陳言之実,執後以応前,按法以治衆,衆端以参観;
書き下し
參伍の験を偶して、以て陳言の實を責め、後を執りて以て前に應じ、法を按じて以て衆を治む。
現代語訳
様々な情報を照合し、発言の事実を追及し、結果を把握して以前の言葉と対比し、法に基づいて人々を治める。
解説
人の上に立って物事をまとめる人が身につけたい心得がまとめられています。まず、いくつもの情報筋を突き合わせて食い違いがないか確かめること。次に、口で言ったことと実際にやった結果を必ず照らし合わせ、言うだけで終わらせないこと。そして、その場の思いつきや好き嫌いではなく、誰にでも同じように当てはまる決まりに基づいて人を治めることです。これは会社の上司に限らず、子どもを育てる親や、地域の集まりをまとめる世話役にも通じます。子どもの言い分をそのまま鵜呑みにせず先生や友達にも話を聞いてみる、決めた約束事は特定の子だけ甘くしない、といった心がけが、家庭でも信頼される治め方につながります。
この章句が説くこと
クロスチェック言行一致ファクトチェック法治主義ルール
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