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韓非子 / 初見秦第一

臣聞、不知而言、不智、知而不言、不忠。

書き下し

臣聞く、知らずして言うは不智、知りて言わざるは不忠と。

現代語訳

臣(私)はこう聞いております。「(物事を)知らないで発言するのは愚かなことであり、知っているのに発言しないのは(主君に対して)不忠なことである」と。

解説

「知らずして言うは不智、知りて言わざるは不忠」とは、よく分からないのに知ったかぶりで発言すれば愚か者と見なされ、逆によく知っているのに黙って何も言わなければ、仕えている相手への裏切りに等しいという教えです。家庭でも近所付き合いでも、これは変わりません。例えば子供の様子で気になる点に気づいていながら、角が立つのを恐れて配偶者に伝えずにいれば、後で大きな困り事になったときに「なぜ黙っていたのか」と責められます。会社でも、危ない兆しに気づいた人が黙っていれば、傷は広がるばかりです。逆に、よく調べもせず思い付きだけで意見を言うのも困りもの。分かっていることは勇気を持って伝え、分からないことは軽々しく口にしない。当たり前だけれど難しい、この姿勢を保つことが大切です。

この章句が説くこと

報告義務心理的安全性発言責任情報共有透明性

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