韓非子 / 內儲說上七術第三十
吳起...乃ち一車の轅を北門の外に倚せて、之に令して曰く、「能く此れを南門の外に徙す者あらば、之に上田上宅を賜わん。」...之を徙す者有るに及んで、遂に之に賜うこと令の如し。
書き下し
吳起...乃ち一車の轅を北門の外に倚せて、之に令して曰く、「能く此れを南門の外に徙す者あらば、之に上田上宅を賜わん。」...之を徙す者有るに及んで、遂に之に賜うこと令の如し。
現代語訳
呉起は(信頼を得るため)まず一本の車輪の軸(轅)を北門に立て、「これを南門に移した者には、最上の田畑と屋敷を与える」と布告した。(人々が疑う中)実行した者が現れると、呉起は布告通りに褒美を与えた。
解説
「信賞(信頼される賞)」 の重要性(「徙木(しぼく)の信」の故事)。組織で変革や困難なプロジェクト(亭を攻む )を実行する前段階として、リーダーは「この人の言う賞(約束)は必ず実行される」という絶対的な信頼(信)を確立しなければなりません 。信頼は、まず小さな約束(轅を徙す)を必ず守る(令の如し)ことから始まります 。
この章句が説くこと
信賞徙木の信信頼構築有言実行インセンティブ
関連する章句
-
『韓非子』內儲說上七術第三十韓の昭侯人をして弊袴を蔵せしむ。...昭侯曰く、「...吾必ず功有る者を待たん。故に之を藏し未だ予うる有らざるなり。」
-
『韓非子』內儲說上七術第三十婦人は蠶を拾い、漁者は鱧を握る。利の在る所は、則ち其の悪む所を忘れて、皆な孟賁と為る。
-
『韓非子』外儲說左上第三十二曾子曰く、「嬰兒は(「に」の字削る)戲るべきに非ざるなり。...今子之を欺かば、是れ子に欺くを教うるなり。母子を欺き、子にして其の母を信ぜざるは、教えを成す所以に非ざるなり。」遂に彘を烹る。
-
論語 雍也篇子曰:與朋友交,言而有信。
-
論語 泰伯篇子禽問於子貢曰:夫子至於是邦也,必聞其政,求之與,抑與之與。子貢曰:夫子温良恭儉讓以得之。夫子之求之也,其諸異乎人之求之與。
-
『韓非子』說林上二十二然れども十人をして之を樹えて、一人をして之を抜かしめば、則ち生楊母からん。...之を樹うるは難くして、之を去るは易ければなり。