韓非子 / 老第二十一
今先王之義勝,故肥。」是以志之難也,不在勝人,在自勝也。故曰:「自勝之謂強。
書き下し
志の難きは、人に勝つに在らず、自ら勝つに在り。故に曰く、「自ら勝つを之れ強と謂う。」
現代語訳
志を貫くことの難しさは、他人(競争相手)に勝つことにあるのではない、自分自身(の欲望)に勝つことにある。だから「自分に勝つこと(克己)を強(真の強さ)という」。
解説
子夏は「(出世や富貴といった)外の楽しみ」と「(先王の)内なる義」が心の中で戦っていた。彼は内なる義(先王の義)が欲望(富貴の楽しみ)に打ち勝った(自勝)時、真の安定(肥えたり)を得た。 リーダーにとっての真の「強さ」とは、市場(人)で勝つこと以上に、自らの私利私欲や短期的な誘惑(富貴)に打ち勝ち、組織の理念(義)を貫く「克己心(自勝)」である。
この章句が説くこと
克己心インテグリティリーダーの強さ短期的利益と長期的利益価値観
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