韓非子 / 解老第二十
敢て天下の先と為らず、故に能く成事の長と為る。
書き下し
敢て天下の先と為らず、故に能く成事の長と為る。
現代語訳
あえて(無謀に)世の中の先頭に立とうとしない。だからこそ、物事を成し遂げるリーダー(長)となることができる。
解説
これは老子の有名なパラドックスです。経営においては、無謀な「ファースト・ムーバー」になるリスクを戒めています。先頭に立って矢面に立つのではなく、市場や技術を慎重に見極め、本質的な価値(規矩)を把握した上で、確実な一手を打つ(後れて言えば則ち立つ)リーダーこそが、最終的な勝者(成事の長)になるという解釈ができます。
この章句が説くこと
フォロワー戦略タイミングの重要性ファースト・ムーバーの不利本質の見極め持続的成長