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墨子 / 備城門

百步一攏摐起地髙五丈,三層,下廣前面八尺、後十三尺,亦上稱議衰殺之。百步一木樓,樓廣前靣九尺,髙七尺,樓居出城十二尺。百步再再十壅以木為繫連,水器容四斗到六什者百。百步一積雜秆大二圍以上者五十枚。百步為櫓,櫓廣四尺,髙八尺。為衝術。百步為幽廣三尺、髙四尺者千。二百步一立樓,城中廣二丈五尺二,長二丈,出樞五尺。城上廣三步到四步,乃可以為使鬬。埤堄廣三尺,髙二尺五寸。陛髙二尺五廣長各三尺,逺廣各六尺。城上四隅童異,髙五尺,四尉舍焉。

新字:百歩一攏摐起地高五丈,三層,下広前面八尺、後十三尺,亦上称議衰殺之。百歩一木楼,楼広前靣九尺,高七尺,楼居出城十二尺。百歩再再十壅以木為繋連,水器容四斗到六什者百。百歩一積雑秆大二囲以上者五十枚。百歩為櫓,櫓広四尺,高八尺。為衝術。百歩為幽広三尺、高四尺者千。二百歩一立楼,城中広二丈五尺二,長二丈,出枢五尺。城上広三歩到四歩,乃可以為使鬬。埤堄広三尺,高二尺五寸。陛高二尺五広長各三尺,遠広各六尺。城上四隅童異,高五尺,四尉舎焉。

書き下し

百步に一攏摐、地より起こりて髙さ五丈、三層、下の廣さは前面八尺、後ろ十三尺、亦た上は稱議して之を衰殺す。百步に一木樓、樓の廣さ前靣九尺、髙さ七尺、樓の居は城を出づること十二尺。百步に再び二十壅、木を以て繫連を為る。水器の四斗より六什を容るる者百。百步に一つ雜秆を積む。大いさ二圍以上なる者五十枚。百步に櫓を為る。櫓の廣さ四尺、髙さ八尺。衝術を為る。百步に幽を為る。廣さ三尺・髙さ四尺なる者千。二百步に一立樓、城中の廣さ二丈五尺二、長さ二丈、樞を出だすこと五尺。城上の廣さ三步より四步に到れば、乃ち以て鬬わしむ可し。埤堄の廣さ三尺、髙さ二尺五寸。陛の髙さ二尺五、廣さ長さ各おの三尺、逺廣各おの六尺。城上の四隅の童異、髙さ五尺、四尉、焉に舍る。

現代語訳

百歩ごとに一つの高い櫓を置く。地面から高さ五丈、三層で、下の幅は前面が八尺、後ろが十三尺、上に行くほど釣り合いを見て細くする。百歩ごとに一つの木の楼を置く。楼の幅は前面九尺、高さ七尺、城壁から十二尺せり出す。百歩ごとに二十の壅を二重に置き、木で繋ぐ。四斗から六斗入る水の器を百個。百歩ごとに藁束を積み、太さ二抱え以上のものを五十本。百歩ごとに櫓を作る。幅四尺、高さ八尺。衝車の通り道を作る。百歩ごとに穴を作る。幅三尺、高さ四尺のものを千。二百歩ごとに一つの立楼を置く。城内側の幅は二丈五尺、長さ二丈、軸を五尺出す。城壁の上の幅が三歩から四歩あれば、そこで戦わせられる。狭間の幅は三尺、高さ二尺五寸。階段の高さは二尺五寸、幅と長さはそれぞれ三尺、間隔は六尺。城壁の四隅には物見を置き、高さ五尺、四人の尉がそこに詰める。

解説

百歩・二百歩という間隔での大型設備の配置です。櫓、楼、水の器百個、藁束五十本、穴千個。数の桁が前段より一つ上がります。最後に、城壁の上が三歩から四歩の幅があれば戦えると書いてある。設備を並べる前に、人が戦える幅があるかを確かめている点が実務的です。置ける場所より、動ける場所のほうが先に要る。詰め込みすぎた備えは、かえって守りを弱くします。

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