論語 / 里仁篇
子曰、參乎、吾道一以貫之。曾子曰、唯。子出。門人問曰、何謂也。曾子曰、夫子之道、忠恕而已矣。
新字:子曰、参乎、吾道一以貫之。曽子曰、唯。子出。門人問曰、何謂也。曽子曰、夫子之道、忠恕而已矣。
書き下し
子曰わく、参よ、わが道は一以てこれを貫く。曾子曰く、唯。子出づ。門人問いて曰く、何の謂いぞや。曾子曰く、夫子の道は忠恕のみ。
現代語訳
孔子の道は“忠(まごころ)と恕(思いやり)”の一本筋。
解説
孔子は「私の生き方は、たった一つのことで貫かれている」と弟子の曾子に語り、それは「忠」と「恕」だけだと曾子は説明しました。忠とは自分の心にうそをつかず誠実であること、恕とは相手の身になって思いやることです。この二つは、会社の上司と部下の間だけでなく、夫婦や親子、友人どうしのつきあいにも当てはまります。自分の考えに誠実でありながら、相手の立場や気持ちも忘れずに配慮する。この二つを両方とも大事にし続けることこそ、人を導く人の背骨になります。どちらか一方だけでは、いずれ人間関係はどこかで無理が来てしまうのです。
この章句が説くこと
誠実さ理念思いやり一貫性価値観
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