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論語 / 里仁篇

子曰、里仁為美。擇不處仁、焉得知。

新字:子曰、里仁為美。択不処仁、焉得知。

書き下し

子曰わく、仁に里(お)るを美と為す。択びて仁に処らずんば、焉んぞ知を得ん。

現代語訳

住む場所や付き合う人は“仁”があるところが良い。仁から離れて賢い選択はできない。

解説

住む場所や付き合う相手は、思いやりの心(仁)が根づいているところを選ぶのがよい、と孔子は言います。そうした環境を選ばずにいては、本当の知恵は身につかない、というのです。人は誰しも、自分がふだん身を置く場所や、そこにいる人たちの雰囲気に大きく影響を受けます。互いを思いやり、安心して本音を言える環境にいれば、人は自然と伸びていきますが、疑いや冷たさに満ちた環境では、どんなに素質のある人も力を発揮できません。これは仕事先を選ぶ話だけではなく、子どもがどんな友達と過ごすか、どんな習い事の先生につくか、自分自身がどんな地域やご近所付き合いの中で暮らすかにも当てはまります。誰と、どこで過ごすかという選び方は、何を頑張るかと同じくらい、時にはそれ以上に、人生を左右する大切な選択なのです。

この章句が説くこと

環境選択

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