韓非子 / 存韓第二
且臣聞之、「唇亡則齒寒。」夫秦・韓、不得無同憂、其形可見。
書き下し
且つ臣之を聞く、『唇亡ぶれば則ち齒寒し。』夫れ秦・韓は憂いを同じくする無きを得ず、其の形見る可し。
現代語訳
さらに私は「唇がなくなれば歯が寒い」と聞いております。秦と韓は、憂いを同じくせざるを得ない(運命共同体である)ことは、その状況を見れば明らかです。
解説
「唇亡歯寒」は、密接な関係にある二者(例:自社と主要サプライヤー、営業部門と製造部門)の一方が倒れれば、もう一方も必ず危機に陥るという共存関係を示します。組織運営において、部分最適を追求し、相手(他部門や取引先)を切り捨てると、巡り巡って自らが危機(齒寒)に瀕することを理解すべきです。
この章句が説くこと
運命共同体サプライチェーン部門間連携共存共栄Win-Win全体最適